色絵の世界
2008年 05月 30日
二人で出光美術館で開かれている「柿右衛門と鍋島」展を見てきた。
一番初めの陳列が唐津だったので、え?と思ったのだが、
どうも、初期のものは、唐津の窯で焼かれたのだとか、、、
唐津と古伊万里、鍋島は、全く違うものと思っていたが、
どうやら関連もあるらしい。
とってもたくさんの古伊万里や鍋島が展示されていたが、
ハッとするくらい斬新な形や模様にはびっくりさせられた。
また、ドイツやイギリスなどで模倣されたものとの比較があったが
そっくり真似ているのに、どう見ても和食器には見えないところが、面白いなぁと、感じた。
変わった香炉が目に付いたので葉書を購入
深い赤、とても重厚な感じがする
(スキャンしてみたが、なかなか実際の色にならないのが残念)
色絵花卉文虫籠型香炉(古伊万里)江戸時代中期
青い呉須や鉄で下絵を描くことはあったが、
赤や緑などの鮮やかな色は、今まではあまり興味はなかった。
でも、今日は、深くて落ち着いた色合いに魅せられてしまった。
大事に大事に受け継がれてきたものは素晴らしい。